• It is important for you to study English.
上の文において、文頭の「It」は文末にある不定詞句「to study English」を受ける仮主語になっています。「It」の位置に「to study English」を入れ替えても文意は変わらないわけですが、「for you」はどう扱えば良いでしょうか?
  • To study English is important for you.
    (英語を勉強することは、あなたにとって重要です...「for you」は主格補語の形容詞importantにかかる。)
  • For you to study English is important.
    (君が英語を勉強することが、重要なのです...「for you」は不定詞句の意味上の主語になっている。)
上の、どちらの取り方も可能ではあります。


for 20. You use for when you make a statement about something in order to say how it affects or relates to someone, or what their attitude to it is.(主格補語にかかる場合)
  • It would be excellent experience for him to travel a little.(これは「for him」を不定詞句の意味上の主語にすると文意がおかしくなる。)
  • For her, books were as necessary to life as bread.

for 21. After some adjective, noun, and verb phrases, you use for to introduce the subject of the action indicated by the following infinitive verb.(不定詞句の意味上の主語)
  • It might be possible for a single woman to be accepted as a foster parent.
  • He held out his glass for an old waiter to refill.

「It is important for you to study English.」の場合、日本語的には20の意味のほうが一般的・汎用的に感じ、21の方だと「君が」が強調されて使用できる文脈が限られるような気がします。しかし面白いことに、ネイティブに聞くとこの文は21の不定詞句の意味上の主語として意味で取ることが多いようです。

Oxford English Dictionary

for 18.a. Governing a noun or personal pronoun followed by an infinitive, forming a construction equivalent to 'that he, etc. may, might, should', etc. Originally, the preposition had the sense A. 13 or A. 16a, the infinitive being either the subject of the sentence or expressive of purpose; but the use was early extended to include cases to which this analysis is inapplicable. In the 15-16th centuries the Latin use of the accusative and infinitive was often imitated in English: e.g. 'Behold how good..it is, brethren to dwell together in unity' (Psalm cxxxiii. 1, Prayer-bk. version).

for 13.a. Following a verb, adj., or noun of quality, denoting appointment, appropriation, fitness, etc.
  • 1840 C. Thirlwall Hist. Greece VII. 283 Seleucus, reflecting on Pithon's fate, augured that which was designed for himself.
  • 1840 Peter Parley's Ann. 54 What is a clock good for?

for 16.a. With the purpose or result of benefiting or gratifying; as a service to.
  • 1674 A. Cremer tr. J. Scheffer Hist. Lapland 118 If he sees convenient he may set up for himself.
  • 1816 Ld. Byron Parisina iii, in Siege of Corinth 65 They only for each other breathe.

元々は質や適正を表す形容詞や名詞にかかっていたfor前置詞句が、後に不定詞句の意味上の主語としても扱われるようになったようです。意味上の主語を表す「for <人> to <動詞>」は、「that <人> may/might/should <動詞>」に書き換えができます。「It is important for you to study English.」→「It is important that you should study English.(仮主語itはthat節を受けている)」





前回の英検CBTで、高3の生徒が準1級に合格、高1の生徒が2級に合格、小5の生徒が英検準2級に合格しました。おめでとうございます。

2021年1月24日(日)に調布校と国立校において予定されていた2020年度第3回英検の準会場実施は、新型コロナ関連の状況を鑑み、中止とさせていただきます。1月の英検受験を希望される方は、書店などを通して本会場受験にお申し込みしていただければ幸いです(申込期間:2020/11/20~12/10・書店は12/4〆切)。 ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。




文部科学省は15日、全国の公立小中高校を対象にした2019年度英語教育実施状況調査の結果を公表した。「英検3級」以上の力がある中学3年は44.0%、「英検準2級」以上の力がある高校3年は43.6%だった。それぞれ前年度より1.4ポイントと3.4ポイント増えたが、50%としている政府目標には届かなかった⋯高3で英検準2級程度以上を取得していた生徒は26.7%。教員の判断で認めたケースが16.9%。普通科は56.2%、英語や国際関係の学科が91.2%だった一方、工業や商業など専門学科は15.8%にとどまった。(詳細:日本経済新聞/共同)。




10月11日に調布校と国立校において予定されていた2020年度第2回英検の準会場実施は、新型コロナ関連の状況を鑑み中止となります。

10月の英検受験を希望される方は、書店などを通して本会場受験にお申し込みしていただければ幸いです(申込期間:7/1〜7/24)。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。


大学入学共通テストは延期されない方針

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新型コロナウイルス感染症による休校が続き、延期論もあった大学入学共通テストについて、文部科学省が予定通り来年1月16、17日に実施する方向で調整に入ったことが11日、関係者への取材で分かった。全国高等学校長協会を通じ、各高校から意見を聴取。予定通り実施を求める意見が多く、大学側からも個別試験に影響するとして延期に慎重な声が出ていることを踏まえた。高校、大学側と協議して結論を出し、6月中に公表する「大学入学者選抜実施要項」で示す方針。ただ、感染が爆発的に拡大した場合は、改めて延期を含む対応を検討する(詳細:共同通信)。




2020年度第1回英検受験申込&2019年度第3回英検結果

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前回、国立校で準会場受験した生徒および国立校経由で本会場受験申し込みした生徒は、準1級に1人、2級に2人が合格しました。合格した人も思うような結果が出なかった人も、次回受験に向けてまた気持ちを新たに頑張っていきましょう。

コロナウイルスによる緊急事態宣言により、茗渓予備校における2020年度第1回英検準会場実施は中止となりました。ご迷惑をおかけしまして申し訳ありません。受験希望の方は書店または英検ウェブサイトよりお申し込みください。

茗渓予備校国立校では来たる5/31実施の2020年度第1回英検の受験申し込みを受け付けています。お申し込みには担当講師にご連絡いただくか、申し込み用紙を国立校までご提出いただくか、あるいは電話、メール、FAXにて国立校までご連絡ください。(他校舎で受験する場合はその校舎にお問い合わせください。)

試験日:一次試験...5/31(日)
    二次試験...7/5(日)
申込期日:4月27日(月)
申込用紙:クリック!
定員:
  •  2級:定員12人。
  • 準2級:定員12人。
  •  3級:定員8人。
  •  4級:定員8人。

本会場受験の1級〜3級までにおいて受験料が今回より改定になります。

英検


自民党、英語民間試験の活用は「各大学」が「二次試験」で

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自民党は9日、文部科学部会のワーキングチームの会合を開き、大学入試の英語試験の見直しに向けた提言案を大筋で了承した。「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能の評価について、民間試験の活用を含め「各大学で判断すべきだ」と指摘(詳細:日経新聞)。

自民党のワーキングチームは、大学入試での英語の4技能の測定は、民間試験の活用も含め、各大学が二次試験で行うことが望ましいなどとした提言案を取りまとめました。(詳細:NHK)。


大学入学共通テストの記述式問題の中止を野党が求める

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立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党の4党は、今後も公平な試験の実施は困難だとして、大学入学共通テストに英語の民間試験と記述式の問題を導入しないとする法案を衆議院に共同で提出しました(詳細:NHK)。




日本の学校教育で仮定法を習う際は、まず最初に仮定法過去を学習し、これを「現実とは異なる仮の話をする際に用いる表現」として習います。

三省堂Crown Communication I

①仮定法過去「もし〜なら...だろうに」
 現在の事実と反対のことを仮定する。形は過去形だが、現在のことを表す。
  1. How would you feel if these were photos of your own family?
  2. If I knew her number, I would phone her.
  3. I wish I were there with you.
  4. She is crying as if she were a little baby.

まず最初にif条件文の形の仮定法(過去)を習い、直接法と比較して違いを確認する、というのが定番です。
  • 仮定法:If it were fine today, we would go on a picnic.
  • 直接法:If it is fine tomorrow, we will go on a picnic.
その後、if条件節を伴わない「I wish....」「as if....」などの表現を派生のような形で学びます。ここまでは「現実とは異なる仮の話」という点では延長線上にあり、if条件文への書き換えもできるので、引っかかることなく学んでいけます。

その後に、仮定法現在という表現を学びます。ここに来て「...ん?」と少し戸惑うことになるわけです。

三省堂Crown Communication II

①仮定法現在:提案・要求・命令を表す動詞+that節
 that節の中は動詞は原形(仮定法現在)。shouldを使う場合もある。
  1. Benyus suggests that we put what is good for the whole earth first.
  2. Our leader requested that we (should) work together.
  3. We insist that the problem (should) be solved immediately.
  4. The rule requires that this form (should) be written in English.

「現実とは異なる仮の話」という、何かを仮定するような要素が仮定法現在の文には見当たらず、「なんでこれも『仮定法』の分類に入るのだろう?」と不思議に感じる人も少なくないのではないかと思います。

仮定は、英語で「subjunctive mood」と言います。

Longman Dictionary of Contemporary English

subjunctive:a verb form or a set of verb forms in grammar, used in some languages to express doubt, wishes etc. For example, in 'if I were you', the verb 'to be' is in the subjunctive.

mood:one of the sets of verb forms in grammar: the indicative (=expressing a fact or action), the imperative (=expressing a command), the interrogative (=expressing a question), or the subjunctive (=expressing a doubt or wish).

ブリタニカ国際大百科事典

:文法範疇の一つ。定動詞の語形替変として現れ、文の内容に対する話者の心的態度を示す。ギリシア語などの古典文法に由来する概念で、たとえばギリシア語には、直説法、接続法、希求法、命令法の4つの法があった。近代のインド=ヨーロッパ語族の諸言語では、動詞の活用組織が簡略になったり、助動詞を用いる分析的表現が多くなったりして、動詞の替変形から定義されるものとは必ずしもいえない言語もある。たとえば、英語ではI am rich.は事実として述べる形で直説法、If I were rich! は非現実のことを想像していて仮定法、Be rich.は命令法と説かれる。

つまり、仮定法の要諦は、単にif節を用いて「仮」の話をすることではなくて、①動詞を語形変化させて、②ある事柄を、事実としてではなく、想像・仮定・願望などの心的態度を表すこととして述べるということなわけです。仮定法は純粋に仮定の話をする際にも用いられますが、多くの場合、願望などの心的態度が介在した上での「現実とは異なる仮の話」になります。

動詞の形態が「仮定形(subjunctive form、または非現実形、irrealis form)」になった文が、仮定法の文になります。仮定法過去における「仮定形」は過去形とほぼ同じ、仮定法現在における仮定形は現在形または原形不定詞とほぼ同じになります。いずれも形がほぼ同じになるだけで、これらは仮定形であって厳密には過去形でも現在形でも原形不定詞でもありません。英語という言語においては独立した「仮定形」が存在しないため、このようなことになっているわけです(主語が三人称単数の場合のbe動詞などは純粋な仮定形になります。例:「I suggest that he be removed.(現在形はis)」「If he were rich....(過去形はwas)」)。

「仮定法...」の後に続く「...過去」「...過去完了」「...現在」などの呼称は、動詞の形態を表しています。だから未来形の存在しない英語では、仮定法未来は存在しません。

三省堂Crown Communication II

③未来に関する仮定法:if S were to 〜「仮に〜するならば」/if S should 〜「万一〜するようなことがあれば」
 were to 〜は単なる仮定や実現性の極めて低いことがらについて使う。should〜は実現性が低いことがらについて使う。
  1. If we were to live in harmony with nature, could we maintain our comfortable way of living?
  2. If I were to live again, I would like to be a singer.
  3. If it should rain tomorrow, there will be no baseball game.
  4. If the project should fail, what would happen to the company?

ただ上のような仮定法の分類を示す簡潔な用語がないので、「仮定法『未来』」という語が便宜上使われることが偶(たま)にあります。(wereはbe動詞の過去形、shouldはshallの過去形なので、文法上の分類ではいずれも仮定法過去になります。)

ちなみに英語で単に「subjunctive」と言う場合、もっぱら仮定法現在の方を意味することが多かったりします。「仮定法過去」の方は、英語で書かれた文法書や教科書では、単に実現可能性が低い類のif条件文(remote conditional)という扱いになっていたりします。

英語のsubjunctiveは古代ギリシャ語の「hypotaktike enklisis」から来ています。これは英語だと「subordinated」を意味します。ギリシャ語で仮定法がほぼ従属節内(subordinate clause)でのみしか使われないからこの名前がついたようです。これを直訳すれば「仮定法」は「従属法」ということになりますが...これもまぁあまり良い呼称ではないですかね。

Online Etymology Dictionary

subjunctive (n.)
"mood employed to denote an action or state as conceived and not as a fact," 1620s, from earlier adjectival use of subjunctive (1520s), from Late Latin subiunctivus "serving to join, connecting," from subiunct-, past participle stem of Latin subiungere "to append, add at the end, place under," from sub "under" (see sub-) + iungere "to join together" (from nasalized form of PIE root *yeug- "to join"). The Latin modus subiunctivus probably is a loan-translation by the grammarians of Greek hypotaktike enklisis "subordinated," so called because the Greek subjunctive mood is used almost exclusively in subordinate clauses.