|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
| |
HOME > お役立ち情報
> 詳細
|
|
| |
| |
|
◇アップした学校、ダウンした学校
偏差値の変動(96年度→04年度)
学研版『高校受験案内』には各学校の頁に、白抜き数字で大小2つの偏差値が載っている。大きい活字のものが来年度受験用のもの、小さい方が5年前の値である。受験生は、いくつかの高校の過去と現在の2つの偏差値を見比べながら、学校選びができる。学研では、3年前からこのスタイルで紹介しているという。そこで最新版05年版と02年版の2冊を並べて、最近8年間の私立高校(都内)の偏差値を追ってみることにした。
| 偏差値
|
男子校
|
女子校
|
共学校
|
合計
|
| UP
|
0
|
12(7)
|
20(6)
|
32(13)
|
| EVEN
|
16
|
19(5)
|
40(2)
|
75(7)
|
| DOWN
|
19
|
35
|
25
|
79
|
| 計
|
3
5 校 |
6
6 校 |
8
5 校 |
1
86 校 |
受験案内の偏差値は、公開模試のデータをもとに作られるが、データの集計時期と受験案内の発行時期の関係から、2年間のずれがあることはあまり知られていない。受験案内が発行される4〜5月には、前年にテストを受けた受験生の入試結果がまとまっていないため、前々年のデータを使用している。
最新版(05年版)に載っている偏差値も、04年度の受験生のために予測された(03年度の)数値ということになる。このため、02年版の受験案内に載っている5年前の偏差値とは、96年度受験生向けのもの。つまり、8年間とは96年度→04年度を指す。
学研版では、進研Vもぎ80%合格ラインを使用しているが、各学校にひとつの偏差値をつけるため、いくつかの科やコースを設けている学校では、そのうちで最も高い値(例えば特進コースの偏差値)を掲げている。上の表には、学校種ごとに8年間の偏差値の変動をまとめた。2ポイント以上の変動があった場合、UP(またはDOWN)とし、その他をEVEN(変わらず)とした。
学校名
|
偏差値
|
変動
|
04年
応募者数
|
04
年 |
一般
|
96
年 |
全体
|
特進
|
*
中村 |
59
|
(53)
|
57
|
|
175
|
42
|
富士見丘
|
59
|
|
63
|
↓
|
|
|
*目白学園
|
59
|
(56)
|
62
|
|
28
|
14
|
大妻中野
|
58
|
|
63
|
↓
|
|
|
*駒沢女子
|
58
|
(50)
|
55
|
|
179
|
40
|
共立女子第二
|
57
|
|
63
|
↓
|
|
|
*
瀧野川女子 |
57
|
(48)
|
57
|
|
33
|
7
|
目につくのはUP校の少なさである。学研の方式では、この8年の間に特進コースを新設して偏差値が上昇した場合もUPとなるが、実際には、特進の設置で一般コースの偏差値が下がった学校もある。この(2以上下がった学校)数をカッコで記した。これを除くと、本当のUP校は19校だけ。これは全体の1割にも満たない。
逆にこの数をDOWN校に加えると、100校と全体の約6割になる。主な純粋UP校は八雲学園、十文字、村田女子、桐朋女子、錦城(小平)、淑徳巣鴨、東洋、青稜、豊島学院、多摩大目黒。種別では共学校が最も多く、男子校は1校もない。
EVENの幅を±3の範囲まで広げると、約7割の学校が該当。全体が小幅の変動に収まっているのも特進募集による偏差値の押し上げのおかげなのだが…。
受験生の目には、こうした変動はどう映るのだろうか。上の表には、04年の偏差値が59〜57の女子校を並べてみた。
*印が特進コースを別募集している学校である。特進のない学校だけが偏差値を下げているように見える。しかし、特進募集でUPしたはずの学校も、一般では偏差値(カッコ内)を下げている。特進の応募者数も多いとはいえない。こうした事情は、受験生には理解できないだろう。初めに目にした特進コースの偏差値が、その学校のランクを表しているように錯覚してしまうからだ。
◇下げ幅の大きな学校と応募者数
| 学校名
|
偏差値
|
応募者数
|
学校名
|
偏差値
|
応募者数
|
変動
|
04
年 |
96
年 |
04
年 |
96
年 |
変動
|
04
年 |
96
年 |
04
年 |
96
年 |
錦城学園
|
-9
|
50
|
59
|
226
|
992
|
共立第二
|
-6
|
57
|
63
|
43
|
168
|
正則学園
|
-9
|
47
|
56
|
244
|
582
|
大森工業
|
-5
|
39
|
44
|
429
|
1335
|
岩倉
|
-8
|
43
|
51
|
60
|
612
|
洗足第一
|
-5
|
49
|
54
|
77
|
213
|
京北
|
-7
|
51
|
58
|
238
|
325
|
神田女学
園 |
-5
|
41
|
46
|
104
|
701
|
東洋女子
|
-7
|
51
|
58
|
180
|
322
|
日大櫻丘
|
-5
|
61
|
66
|
881
|
1253
|
淑徳学園
|
-7
|
43
|
50
|
111
|
442
|
国士舘
|
-5
|
56
|
61
|
293
|
991
|
松蔭
|
-7
|
54
|
61
|
?
|
625
|
駒澤大学
|
-5
|
56
|
61
|
475
|
901
|
8年間で大きく偏差値を下げた学校を並べたのが上の表だ。どの学校も応募者数が大きく落ち込んでいる。この間、都内中3生は9万人から7万7千人へ約15%減っている。少子化と不況の続く中、公立の改革がすすみ、私学への流れはますます細くなっていく。私学の置かれた厳しい状況を生々しく伝える数字が並ぶ。
並べ替える前には、女子校が多いのではと予想していたが、そうではなかった。都心の学校が多いがすべてではない。付属校も例外ではなかった。どんなタイプの学校でも、応募者数の減少は偏差値の低下に結びつく。ともかく、生徒が集まらなければ低落は止められないということだ。
表の中の多くの学校が旧態依然として、環境の変化に対応していないように見える。この 8年間は中学校の進路指導が大きく変わった時期でもあった。担任まかせの学校選択が急減したおかげで、中学の先生頼みの募集では、以前のように多数の受験生を集めることが難しくなってきた。募集の焦点を、直接受験生に合わせていなければ、応募者数の増加に結びつかなくなったのだ。
同様に、科やコースの設定が少ない学校が多いように見える。個別の進路希望に対応した指導が求められるようになったことも、この
8年間の変化のひとつ。表の学校にはそうした対応が少ない。そう考えれば、様々な「特進」があってもいいのではないか。ひとり一人にきめ細かく向き合うことのメッセージに、「特進」の2文字がなっているとしたら、偏差値40の特進コースでも受験生には理解できるだろう。
錦城学園と正則学園は、都心の一等地に軒を連ねる2校。近接する募集優良校の東洋がいち早く特進コースを導入、01年には共学化、新校舎建設を済ませている。2校プラス昭和第一の、あわせて3校の応募者を東洋に奪われた形だが、その昭和第一は、来年度から文理コースを設置して共学に。錦城学園は新校舎がほぼ完成。正則学園は新校舎を建設中。困難に直面して、学校を作り変える向きに皆の力が集まるなら復調は可能だ。それは東洋がたどってきた道でもある。
◇上昇幅大は特進のある高校
偏差値の上昇幅が大きかった学校の表 (下)には、特進コースを設置している学校がずらりと並んでいる。といっても、高い偏差値の学校ばかりではない。福祉やデザイン、幼児教育など、多様なコースを設ける学校にも人気が集まっている。特進コース全員が特待扱いという学校も増えている。
もちろん、特進コースは結果が厳しく問われる。一般コースとの棲み分けにも問題点は多い。「特進」という夢の実現に努力している先生方のこれからに期待したい。
| 学校名
|
変動
|
04年
|
コース名
|
96年
|
豊南
|
+5
|
55
|
特進
|
50
|
| 八王子
|
+9
|
66
|
文理特進A
|
57
|
桐朋女子
|
+4
|
64
|
|
60
|
| 豊島学院
|
+9
|
60
|
特
別 進 学 |
51
|
京華女子
|
+4
|
60
|
AL
|
56
|
| 成立学園
|
+7
|
59
|
特進
|
52
|
村田女子
|
+4
|
51
|
商業科進学
|
47
|
| 武蔵野
|
+6
|
48
|
インテンシブ幼児
|
42
|
小野学園
|
+4
|
50
|
特進
|
46
|
| 白梅学園
|
+5
|
60
|
特選A
|
55
|
錦城
|
+4
|
67
|
英語理数
|
63
|
| 青稜
|
+5
|
60
|
|
55
|
淑徳
|
+4
|
66
|
特進
α |
62
|
| 朋優学院
|
+5
|
57
|
特進
|
52
|
東京成徳大
|
+4
|
64
|
特別進学
|
60
|
| 大成
|
+5
|
56
|
特
別 進 学 |
51
|
駒沢女子
|
+3
|
58
|
特進
|
55
|
| 多摩大目黒
|
+5
|
56
|
|
51
|
八雲学園
|
+3
|
52
|
|
49
|
|
|
|
| |
 |
|
|
 |
 |
Copyright
(C) MEIKEI Yobiko |
 |