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 京大は、いまの高校1年生が受験する07年度入試から、すべての学部で後期日程入試を実施しないことを学部長らの会議で決めた。昨年12月、数学や英語など全学共通の後期入試の問題を07年度から作らないことを決め、後期を実施するかどうかは学部の判断にゆだねられていた。定員を前・後期に分ける分離・分割方式は、全国83の国立大学すべてが導入しているが、有力校の後期離脱で入試制度は大きな変化を迫られそうだ。

 後期入試は前期の受験生の敗者復活的な性格が強く、前期入学者との学力差が大きいなどとして理系を中心に多くの学部が昨年末までに後期をやめる方針を固めていた。2月10日、学内の委員会で各学部の方針を集約したが、単独で問題を作って後期を実施する学部は現れなかったという。

 後期をやらない代わりに教育学部は、前期を理系的な問題を課すコースと文系的な問題のコースに分けて募集するなど入試方法を工夫する。複数受験の機会を確保するため、将来、推薦入試を導入することを検討している学部もある。

 文部科学省のまとめでは、AO(アドミッション・オフィス)や推薦入試で複数受験の機会があることなどから、来春の06年度入試で例外的に一部学科などで前期のみを実施する大学が37校ある。だが、京大のようにAOや推薦をしていない総合大学が全学部で後期をやめることを決めた例は初めて。

 07年度の入試方法について東大や阪大はまだ方針を明らかにしていないが、東大では99年に出された学内の懇談会報告書で「後期日程入試の積極的な評価は少ない」などとして、後期の廃止や変更を考えた検討をしている。(朝日)

 
   
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