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  高木代表より  
  KIRI 8月号  
 

アメラジアン

 アメラジアンとは、アメリカ国籍を持つ親とアジア諸国に国籍を持つ親とのあいだに生まれたすべての人々を総称する言葉だそうです。
 『アメラジアンの子供たち』(集英社新書)の作者Stephen Murphy-Shigematsuは、アメリカ軍が生み出した世界中の多くのアメラジアンたちの人種・国籍上のアイデンティティ形成の問題を、アメリカ本国、アジア諸国、日本各地、とりわけ沖縄に取材しながらこの本を書き上げている。
 実は、Murphey先生(ハーバード大学博士号取得、元東京大学助教授、スタンフォード大学教授)は、茗渓予備校で行っている英語イマージョン教育の関係者であり、6月に2回ほど実際に指導していただきました。学会が日本で行われ、この機会にイマージョン教育の実際を見ていただいたわけです。忙しいなか、100歳を超える祖母に会いに愛媛県まで足を2度ほどのばされました。
 氏の父上(アイルランド系アメリカ人)と母上(東京在住)は二人ともGHQに勤めていた関係で結婚されています。二人の間には3人のお子さんがいて、スティーブンは姉二人のあと1952年に生まれた末っ子です。氏は、みずからもアメラジアンと規定しておられます。アメリカで暮らしているときは、もちろんアメリカ人の心で、日本在住の折りは、とりわけ戦後祖母の背中にしょわれて東京生活を送った経験を持つ氏には、日本がふるさとです。国境を越えた二つの心を持つアメラジアンは、次の時代を先駆ける存在なのかもしれません。    

 
 

 

 
     
     
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