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  HOME > 高木代表より>KIRI2007.11
 
  高木代表より  
  KIRI 11月号  
 

「なぜ日本の教育は変わらないのですか」

  これは、元多摩大学学長のグレゴリー・クラークさんの著作の題名です。氏は、1999年暮れ、『ジャパン・タイムズ』の中で、次のような指摘を行なっていました。
 <バブル経済以前の日本は、政府や文部省のおかげではなく、日本人の集団(グループ)を重んじる強い倫理観があって初めて会社や地域の繁栄がもたらされ、さまざまに直面する具体的問題を解決してきた。しかし、21世紀の日本はもっと創造性に富む人材を求めている。>
 情報化社会に対応し起業家精神を横溢させるために、21世紀の日本の教育システムは個人を重視し創造性と進取の気性をやしなうことが肝要であると主張しています。
 数学者で大道芸人でもあるピーター・フランクル(ハンガリー出身)さんを知っていますか。彼は、とある新聞の中で、「日本人は一人ひとりは、やさしくてすばらしい人ばかりだと感じています。わたしはいろいろなところに旅していますが、旅先に限らず、見ず知らずの日本人から親切にされた経験はたくさんあります。ところが、日本人はグループで行動すると、そのグループで決めたこと以外はやらないとか、他の人をその中に入れないといった悪い面が出てきます。ボクはそれをとても悲しく思います」と語っていました。
 わたしは、担当するゼミのメンバーにもときどき同じような感慨を持つことがあります。異質な個人が出会い、そこでいっしょに学ぶことの重要性をわたしなりに強調しています。生徒たちとはできるだけ学校のことを話題にし、生徒同士のつきあい方にも耳を傾けています。相手を尊重し、そして自分を主張する。自分の理解できないことがあれば、率直に質問する。そうした訓練はとても大事なものです。議論のないところに和(団結)は生まれないと思う今日この頃です。

 
 

 

 
     
     
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