K I R I
 — 2020年 7月号

来春の大学入試の行方

共通テストと個別試験

文科省は6月19日「大学入学者選抜実施要項」を公表した。主要には、コロナ禍における大学入試の日程を以下のように組み立てた。
  • 各大学の個別試験の出題範囲を7月末日までに公表すること。
    出題範囲を絞るようにという文科省の要請は配慮しない―国大協の方針(6月29日)。主要な私大も同様の方針をとるのではないか。

  • 9月15日:総合型選抜(旧AO入試)出願開始(当初は9月1日)
    11月以降合格発表。

  • 11月1日:学校推薦型推薦(旧推薦入試)出願開始。
    12月以降合格発表。
    従来とはかなり異なる基準をとる場合があるので注意が必要。

  • 21年1月16、17日:大学入学共通テスト【第1日程】
    21年1月30、31日:大学入学共通テスト【第2日程】
    例年の追試も兼ねる。

    ※第2日程は浪人生は選べない。対象となる生徒の見極め方や出願の方法などは今後詰める。私大の本試験がすでに始まっているので、第2日程を選ぶ受験生は少ないと思われる。共通テスト初年度でもあり、第1第2の得点調整はないことから、共通テストの成績を重視する大学にとって悩ましい問題である。

    ※第1・第2日程の大学への成績提供は私立が2月9日以降、国公立は11日以降で、昨年より1週間遅れる。入試日程を調整する大学も出てくるだろう。

    ※なお、6月30日大学入試センターから共通テストに関して実施要項が発表された。それに対して南風原朝和氏(元東大副学長、現広尾学園中高学校長)の考え(上下)は、茗渓予備校のホームページ(教育ニュース欄)にアップしておく。多くの教育関係者からは批判の声。

  • 2月上中旬:主な私立大の一般入試。
    2月3、14日:大学入学共通テスト【第2日程の特例追試】当初は予定なし。
    2月25日以降 国公立大2次試験(個別試験)の前期日程。

  • 3月8日以降:公立大2次試験の中期日程。
    3月12日以降:国公立大2次試験の後期日程。

    ※茗渓予備校に在籍する受験生は、個別に受験指導を行っていますので、担当の先生と相談しながら正確な受験情報・個別の大学入試状況を把握しながら、しっかり受験力の涵養に努めてください。とにかく、正攻法で実力を効率よく身に付けていってください。


2021年度入試最新情報

  • 共通テスト英語
    リーディング対リスニングの配点比
    1対1:お茶の水女子、東京学芸、東京工業、九州など。
    4対1:筑波、千葉、神戸など。
    3対1:東北、電気通信、東京医科歯科、名古屋、京都、大阪など。
    7対3:東京など

  • 主体性等評価導入の動き
    面接を新たに実施する大学:筑波大(人間‐教育)、東京学芸(一部選修・専攻)など。
    調査書を新たに点数化する大学:東京都立大、信州大など。
    志望理由書などの提出を新たに求める大学:東京農工大、長岡技術科学大など。

  • 私立大 主な入試変更
    【共通テストにかかわる変更】
    新規利用:上智大、学習院大、青山学院大(コミュニティ人間科学)など。
    必須化:早稲田大学(政治経済・国際教養・スポーツ科学)など。
    利用廃止:早稲田大(商)など。

    【大掛かりな入試変更】
    早稲田大(政治経済):共通テスト必須化、総合問題の実施
    青山学院大(個別学部日程):共通テスト併用、学科により独自試験実施。
    立教大(全学部日程):個別試験英語を廃止し、共通テスト英or資格試験必須化。

※以上、スポット的にごく一部を列記しました。それぞれ志望大学志望学部別に個別担当講師とよく相談しておいてください。