(株)エデック 平山悠二氏(2007年2月折込掲載)

脳の仕組みも考えよう
先ごろ元阪神の井川投手がニューヨークヤンキースの入団発表をカタカナで書いた英文を読み上げましたが、アメリカ人は日本人が英語を出来ないのを知っていますから、なかなか好評でした。

このように日本人は戦後60年間、たいがいの人は8年間も英語を勉強してきましたが、英語を聞き取ることも話すことも出来ません。これでは英語を学んだと言えるでしょうか。

日本人は日本語の言語中枢が脳にあるから日本語を理解します。

英語は日本語と同じように語学ですから、日本語と同様に脳に英語の言語中枢を作らないと、ほんとに英語を理解したとは言えません。

我々は母親から日本語を聴かされて言語中枢は誕生させました。言語中枢は聞かなければ誕生しません。プログレスの勉強は、まず生徒の脳に英語の中枢を誕生させることからスタートします。英語の言語中枢が誕生したら、あとは我々が日本語を発展させたのと全く同様に英語を発展させることが出来ます。我々は母親から楽しく日本語を聴きましたが、プログレスは母親から聴いたのと同様に楽しく聴くことが出来る教科書なのです。

平山 悠二(ひらやま・ゆうじ)
東京生まれ。三十余年ソニー本社に勤務。1998年から(株)エデックでプログレス改定に従事。