NEWSLETTER2018年11月号:変わる英語教育



 11月になり、今年も残りわずかですね。

 この時期は風邪などをひいて体調を崩す生徒さんが増える時期でもあります。体調管理ぜひ心がけていただきたいです。

 さて、先月は2018年度第2回英検が実施されましたが、今月11月は3級以上の1次試験合格者を対象に2次試験(スピーキング)が各地で実施されます。個別カリキュラムで進める茗渓予備校の指導では、学校内容のフォローに加えて英検対策も日常的に取り入れるケースが一般的なものとなっています。生徒さんお一人お一人のレベルを鑑みながら適切な教材とアプローチを取り入れた指導を行っています。こうした指導の一環として、英検2次試験対策もそれぞれの生徒さんのレベルに合わせて、単語の発音や音読・質疑応答について講師:生徒の1対1でシミュレーション演習を行います。

 2020年の大学入試改革に向けて、英語の「読む・聞く・書く・話すの4技能」学習についての話題を耳にすることも多くなりました。こうした動きにまるで呼応するかのような形で、2016年度からの英検2級のライティング試験導入に続き2017年度からは準2級・3級受験者も新たにライティング試験が課されるようになりました。リーディングがreceptiveであるのに対して、ライティングはexpressive・productiveな分野であるため、難しく感じる生徒さんも多いのではないでしょうか。今までに学んできた英文法を、英作文を書く上で使える道具になるように、もう1度その観点から組み立て直す発想と練習が必要になります。こうした試験に対応するためには相応の準備が必要となります。茗渓予備校府中校の授業では、「英文法の体系学習(インプット)」⇒「文法の知識を利用した和文英訳あるいはテーマに即したエッセイの作成(アウトプット)」といった流れの指導を日常的に取り入れることで、生徒さんの「書く力」をしっかりと伸ばせるように対応しています。今後は大学入試の中でもライティングが扱われる比重が高まることが予想されます。そうなると、学校英語教育におけるライティングの比重も相応に高まるのではないかと思います。しっかりと対策を講じる必要があるでしょう。

 個別カリキュラムで進める茗渓予備校の指導では、受講生お一人お一人のレベルを鑑みながら適切な教材とアプローチを取り入れた指導を行っています。「大学受験準備」「大学受験準備のブリッジ」「学校内容の先取り学習」「学校の定期試験内容のフォロー」「前学期までの取りこぼし部分の徹底復習」「英検等の各種資格対策」等、様々なご要望にお応えしてカリキュラムを作成します。同時に学校の定期試験範囲を常に視野に入れて、前記の様々なカリキュラムの中に反映させた指導を行います。つまり、毎回の授業が「定期試験対策」にもなっているということです。

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NEWSLETTER2018年10月号



茗渓予備校府中校は2004年4月の開校以来、おかげさまで今年15年目に入りました。地域の皆様に私共の指導方針をご理解いただきながら、中高一貫校の生徒さんを中心に個別カリキュラムの指導で受講生お一人お一人のレベルを鑑みながら適切な教材とアプローチを取り入れた指導を行っています。

10月に入りすっかり秋らしくなりました。この時期は定期テスト・文化祭等学校のイベントが多く、受講生の皆さんの中にはタイトなスケジュールをこなしつつ茗渓予備校に通われている方も少なくありません。1学期に理解度定着度が足りなかったため夏期講習を利用してしっかりと基礎固めされた方、夏期講習では2学期以降の大幅な先取り学習をされた方等、現状様々なタイプの生徒さんがいらっしゃいます。夏にしっかりとお勉強の仕込みをして、一段と力をつけて新学期に臨まれていることでしょう。10月の定期テストでは、これまでに学習した成果を存分に発揮していただきたいと思います。

個別カリキュラムで進める茗渓予備校の指導では、学校内容のフォローに加えて、英検対策も日常的に取り入れるケースが一般的なものとなっています。

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「大学受験英語のスピーキング」

英語の技能分野を大まかに分けるとすれば、リスニング(L)・リーディング(R)・スピーキング(S)・ライティング(W)に分けることができます。また、日本の大学入試では非常に重視される、和訳という技能もあります。またその前段階として文法や語彙があります。これらの技能を大学受験というテーマと絡めながらお話ししています。最終回はスピーキングについてです。

今回のタイトルは「大学受験英語のスピーキング」ですが、実際には現在の日本の入試問題は多くの場合リーディングと和訳問題を中心に出題されます(早慶上智・国公立大学の入学試験ではライティングも含まれるようになっています)。当然のことながら学校では生徒さんたちもそうした単元を中心に教わることになります。しかし、自民党の教育再生実行本部が世界で活躍できる人材を育成する対策を盛り込んだ提言の中で、大学の受験資格や卒業要件に民間の英語能力テストで一定以上の成績を収めることを柱に掲げ、公益財団法人日本英語検定協会と上智大学が、大学で学術研究をする際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力(英語での講義受講、英語資料や文献の読み込み、英文によるリポート作成、英語での発言など)を正確に測定する目的で作成したTEAP(アカデミック英語能力判定試験)が登場する等、大学受験にも4技能をバランスよく試験しようという動きが出始めています。今回はこの4技能を試す試験であるTEAP「スピーキングテスト」をご紹介したいと思います。

TEAPスピーキングテスト(100点満点)

試験時間:約10分
問題数:4問
解答方式:EXAMINERとの1対1の面接方式
評価方法:認定された採点者による採点
※試験内容は録音され、採点に利用されます。

PART 1
受験者の生活に関する質問(質問は複数)⇒受験者自身のことについて説明

質問例
  • What do you like to do in your free time?
  • What kind of job would you like to have in the future?


PART 2
受験者がExaminerにインタビュー(ロールプレイ型)⇒対話における効果的なやりとり(対話のリード)
例題では、「高校の先生にインタビューをする」という設定で受験者が質問を行います。

トピック例
  • The grade he/she teaches
  • The subject(s) he/she teaches
  • Problems in class
  • Advice for future high-school teachers


PART 3
1つのテーマに沿ったスピーチ⇒与えられたテーマに関して、まとまりのあるスピーチをする
カードに書かれたトピックを読み、トピックについてスピーチを行います。

トピック例
  • "It is good to teach English in Japanese elementary schools."
  • Do you agree with this statement? Why or why not?


PART 4
Q&A(質問は複数)⇒与えられた話題に関する質問に答える。
Examinerからの複数の話題について質問されます。

質問例
  • Should parents limit children's use of the Internet?
  • Are there any disadvantages to studying online rather than in a classroom?
  • Do you think social media such as Facebook and Twitter are changing the way people interact?

今回、上智大学と英検協会がチームを組んで作成したTEAPの狙いは、「大学入試を4技能に代替する」ことでウォッシュバック効果(目標となるテストがそれまでの教育手法に与える影響)を狙うことにありそうです。現状では4技能を試される場合に有利になるのは帰国子女の生徒さんたちですが、今後大学受験で従来の2技能ではなく4技能が試される方向に向かえば、その準備のために中学・高校からスピーキング・ライティングを含めた4技能をバランスよく指導することが必要になります。もしこれが実現すれば中学・高校の英語教育は大きく変化していくことになるでしょう。TEAPがこれから全国の大学に普及していくにつれて、中学・高校での指導内容が改革されていく可能性があります。

(文責・後藤 英語資格試験対策室 室長)




NEWSLETTER2018年9月号



「大学受験英語のリスニング」

 英語の技能分野を大まかに分けるとすれば、リスニング(L)・リーディング(R)・スピーキング(S)・ライティング(W)に分けることができます。また、日本の大学入試では非常に重視される、和訳という技能もあります。またその前段階として文法や語彙があります。先月からこれらの技能を大学受験というテーマと絡めながらお話ししています。第2回目はリスニングについてです。

 大学によってリスニングを採用している場合とそうでない場合がありますが、大学入試のスタンダードと言えるセンター英語科試験にはリスニング問題が課されます。リスニング試験は筆記試験と比べると難易度はそれほど高くない場合がほとんどですが、普段の練習量が足りなくなりがちですので苦手意識を持つ生徒さんも多いのではないでしょうか。今回はこのセンター英語科試験を英検2級リスニング(一般に「高校卒業レベル」とされています)との対比を織り交ぜながらお話しします。

□センター英語科試験内容

筆記80分(200点満点)+リスニング30分(50点満点)
  1.発音とアクセント
  2.文法・語法・語彙・対話文・整序英作文
  3.文脈による語句の意味推測・不要な文の選択・意見内容の要約
  4.表と英文・ウェブサイトからの情報の読み取り
  5.イラストを含む内容一致問題
  6.長文読解・パラグラフごとの内容真偽問題
  7.リスニング・短い対話・適切な応答・やや長い対話・長い対話・やや長いアナウンス・長いアナウンス

□リスニング考察
 センター試験にはリスニングが50点分含まれていますが、ここ数年のリスニング平均点はおおむね5割~6割で推移しています。国公立大学や私立の難関大学を目指す受験生は、センター英語の筆記試験で8割以上の得点が求められます。筆記に加えてリスニングの配点が50点ありますので、こちらでもできるだけ高得点を狙いたいところです。センター英語リスニングと英検2級リスニングは使用されている語彙レベルはほぼ同等ですので、英検2級リスニングの練習をすることはセンターリスニング過去問と併せて、あるいはその準備段階として、有効な方法の1つになるでしょう。もちろん形式も含めてまったく同じわけではありません。例えば音声が流れる回数はセンター英語試験では2回ですが、英検2級リスニングでは1度だけしか聴くことができません。英検2級リスニングで1度だけ音声を聴いて内容を処理する英語力と集中力を鍛えることはセンター試験英語リスニングで余裕を持って聴けることにつながるでしょう。

 リスニング力のトレーニングはリーディング力も支えてくれます。私たちは文字を読んで理解する過程で、脳内で文字を音声化していると言われています。声に出して読むと文章が記憶に残りやすくなることがありますが、これは音声化することで理解のレベルが深くなるからと考えられています。リスニング力を強化し、音声と文字の一体感を高めることで速く深く読めるようになります。逆に、精読と速読を組み合わせた練習でリーディング力を鍛えることはリスニング力の強化にもつながります。

 リスニングは「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能の1つとして、10代の時期に継続的に練習することの英語力向上に与える影響ははかりしれないものがあります。また、先ほどお話ししましたように、リスニング練習は英文速読(ここでの速読とは斜め読みや飛ばし読みではなく、精読のスピードが速いことを意味します)の能力とも相互作用があります。この能力は大学入試問題に取り組むときに大きな効果を発揮することはもちろんのことですが、その後を見据えた英語力向上の観点からも必要とされる能力です。社会人の英語力の客観的な判断材料としてTOEICが一般的に使われていますが、このTOEICで好成績を収めるためにも精読⇒速読は必須の能力のひとつです。リスニングと読むことの間には脳の働きの上でも大きな共通点があるようです。リスニング練習で好成績を収めるためには集中力や音のつながり(リエゾン)等の耳が慣れているということにとどまらず、語彙力や文法単元の体系的理解が必要で、つまり英語の総合的なレベルアップという観点からも相乗効果が見込まれる必須単元と言えるでしょう。

 (文責・後藤 英語資格試験対策室 室長)







●目時信哉(数学担当:校舎長兼運営部長) 東京大学数理科学研究科博士課程修了。数理科学博士。著作『父親として知っておきたい理科の常識』『数学に自信がない人のための365問』(共にPHP出版)
●武藤和栄(数学担当)東京教育大(現筑波大) 小学生から大学受験生まで幅広く指導。著作『文系の算数力アップ300題』(NHK出版)
●後藤 実(英語担当:英語資格試験対策室室長)英検1級 TOEIC990点満点取得
●高木春彦(英語担当:茗渓予備校代表) 東京教育大学(現筑波大)博士課程修了。 マッコーリー大学(オーストラリア国立大学)修士号取得。静岡大学や東京教育大学講師を勤めたのち、茗渓塾塾長。現在は、茗渓予備校の代表。
これから府中校の指導の実際や、教科の話をしていきます。