文部科学省は3月26日、2020年度から小学校で使用される教科書の検定結果を公表した。同年度から全面実施される新学習指導要領に基づく初の検定で、5、6年で外国語として教科になる英語が加わった...申請があった11教科計164点(305冊)で検定意見を受けた修正を経て、全てが合格した。英語は、教科書で扱う単語数を5、6年で計600語を下限に設定。「聞く」「読む」「話す(やりとり)」「話す(発表)」「書く」5技能の習得を目指す。新指導要領で打ち出した、討論などを通じて能動的に学ぶ「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)はほぼ全ての教科書(162点)で取り上げられた(詳細:時事通信)。

現在進行形を使ったり、「because」などの接続詞を使ったりした記述は、学習指導要領の内容に照らして不適切だとして意見がつけられました...英語教育に詳しい立教大学の鳥飼玖美子名誉教授は「各教科書は理解しやすいよう漫画を活用するなど工夫しているが、疑問文や過去形もあり非常に内容が盛りだくさんで、子どもたちが混乱する可能性はある。教科となって成績がつけられるなか、自信をなくし、英語嫌いな子どもたちが出てこないか心配だ」と指摘しています(詳細:NHK)。


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