国立大学協会のウェブサイトに「大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験及び記述式問題(国語)の活用に当たっての参考例等」についての公表がありました(詳細:国立大学協会)。英語に関しては簡潔に纏めると以下の通りです。

  • 英語認定試験を出願資格とする場合の例:CEFR対照表に基づき、その一定水準(例えばA2≒英検準2級)以上を受験資格とする(英語認定試験の結果のみによって受験機会が著しく狭められることにならないよう留意することが望ましい)。
  • 英語認定試験を加点方式とする場合の例:英語認定試験の結果に基づく加点の点数をCEFR対照表に基づく水準ごとに定め、その最高点が共通テストの英語の成績と合わせた英語全体の満点に占める割合を、英語4技能学習のインセンティブを与える観点から適切な比重(例えば2割以上)となるようにする(英語全体に占める認定試験の比重については適切なものとなるよう十分に考慮することが望ましい)...各大学・学部等の判断により、各英語認定試験の素点に応じて、CEFR対照表に基づく水準を細分化した段階を設けて、段階ごとの加点の点数を定めることも考えられる。
  • 出願資格と加点方式を併用する場合の例:英語認定試験の結果について、出願資格としての一定の水準(例えばCEFR対照表のA2≒英検準2級)以上を設定するとともに、それを超える水準(例えばB1≒英検2級からC1≒英検1級以上又はC2≒IELTS8.5〜9まで)ごとに加点する点数を定めて共通テストの英語の成績に加点する。


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